食材の教室

温州みかんのお話

(mikan , Satsuma orange , mandarin)

【プロフィール】 profile

一般的に「みかん」と呼ばれている温州(うんしゅう)みかんは、鹿児島県長島が原産です。中国から導入・栽培されていた柑橘から、300年以上前に偶然生まれたものと言われています。

 

種がなく、皮がむきやすい手軽さが受けて、アメリカでは「テレビオレンジ」、ヨーロッパでは「サツマオレンジ」と呼ばれ、親しまれているんだとか・・・。

 

そもそもミカンは、江戸時代以前に中国から伝えられ、日本で品種改良されましたが、江戸時代には種のある「紀州みかん」が栽培されていました。明治時代に入り、品質の良さと食べやすさが認められ、栽培されるようになりました。

 

ほかの作物の栽培には適さないような、やせて、水はけのよい傾斜地が栽培適地です。

 

主な生産地は、愛媛、和歌山、静岡。

 

【栄養について】 nutrition
抗酸化作用のあるビタミンCを豊富に含み、3つ食べれば1日の摂取量をクリアします。

捨ててしまいがちな筋や袋には、毛細血管を強化し、中性脂肪を分解するビタミン様物質の一種ヘスペリジンや食物繊維も豊富なので、食べないのはもったいないですよ。皮膚や粘膜を保護するカロテンや、ガン予防に有効な苦み成分のリモネン、抗酸化作用のあるフラボノイドも含んでいます。みかんの酸味・クエン酸には、血液サラサラ効果や疲労回復効果も期待できます。

 

【見分け方】
果皮が薄く、色が均一で鮮やかなもの、触った時に実と皮の間に隙間がないものを選びましょう。

 

【保存方法】
風通しのよい冷暗所に保存しましょう。箱に入ったものは、呼吸を妨げないように空間を取って並べ替え、傷んだものは取り除き、ヘタがあるほうを下にして置きましょう。

 

【山口晴子のオススメ】
愛媛県産温州みかん「中島便り」極(きわみ) 

 

<コメント>
口に運ぶと最初に、「デラウエアぶどう」の甘い芳香が漂います。外の皮もむきやすく、袋の皮が薄く、口に残らず、食べやすいです。