食材の教室

いちごのお話

(strawberry)

【プロフィール】 profile
バラ科オランダイチゴ属。原産地は北アメリカ、南アメリカ。
露地栽培は5~6月、ハウス栽培は12月~4月が美味しい時期。

イチゴはどんどん増える植物で、母がどんどん子を増やすことにちなんで、「草」に「母」と書いて「苺(いちご)」と読むようになったとか。

東の「女峰(にょほう)」、西の「とよのか」という品種の二強時代が続いていましたが、近年では「さちのか」、「あまおう」、「紅ほっぺ」、「さがほのか」、「さぬきひめ」、「あすかルビー」など新品種が続々と登場しています。

酸味のある品種より甘さが強い品種が好まれる傾向にあります。

2006年登録の新品種「初恋の香り」は、熟すと白っぽくなるイチゴで、「紅白いちご」として贈答用でデパートなどに並び、人気があります。

【栄養について】 nutrition
中粒のものなら7個食べるだけで1日のビタミンC必要量が摂れ、葉酸や食物繊維もたっぷり含まれています。そのビタミンCの量は露地栽培でもハウス栽培でも、ほとんど差がありません。

適度な酸味を加えるとビタミンCが安定するので、イチゴにレモン汁をかけたり、ヨーグルトと一緒に食べると効果的です。

豊富なビタミンCは水溶性、流出させてしまわないようにヘタをつけたまま洗いましょう。

食物繊維のペクチンが、血中の総コレステロール値を下げ、善玉コレステロールを増やすといわれていたり、便秘の予防にもいいとのこと。美肌作りに欠かせないフルーツです。

【見分け方】
光沢があり、赤が鮮やかなもの。(品種によります)
ヘタが青々とみずみずしく、ピンとしているもの。
粒がはっきりしていて、揃っているもの。
ふっくらとしていて、表面にハリがあるもの。

【保存方法】
果肉のやわらかいもの、酸味の強いものほど日持ちがちません。購入後は一列に並べてラップをかけ、ポリ袋に入れ冷蔵庫に入れると短期間保存できます。

生果と同量の砂糖を加えて煮詰め、ジャムとして保存する。(加熱前にレモン汁を加えると、仕上がりの色がきれいになります。)

丸のまま、または半分に切って全面に砂糖をまぶしてから冷凍すると、解凍後の臭みが少なくなります。そのまま食べても、ジュースやシャーベットにしてもいいですね。

【山口晴子のオススメ】
「紅ほっぺ」
「章姫」×「さちのか」を交配して2002年に静岡で登録された比較的新しい品種です。

<コメント>
大粒で外見も鮮やかな紅色、カットすると果肉まで赤いのが特徴です。
たっぷりの甘みに酸味が調和しています。

イチゴはヘタと反対側の先端(果頂部)のほうが糖度が高いので、大きなイチゴはヘタを持って食べるより、先にヘタを取って、ヘタ側から食べると後味まで口の中に甘みが残ります。