食材の教室

リンゴのお話

(apple)

【プロフィール】 profile
バラ科リンゴ属。原産地はコーカサス地方北部。
「1日1個のリンゴは医者を遠ざける」という諺があるほど、身体に良いとされています。
ヨーロッパのリンゴは、黄色や緑色で酸味があるものが多く、生食だけでなく料理や加工に向くものが多いです。日本では、赤系で甘みの強い品種が人気があります。
表面がベタベタしていたり、白い粉が付いていると、農薬やワックスかと思いがちですが、実は、ベタつきは果皮の表面を守り、鮮度を保とうとしてリンゴ自身が作り出す「ろう物質」で、白い粉は「果粉」。油をぬったようなベタついた状態を「油あがり」といい、よく熟した食べ頃の証です。

 

【栄養について】 nutrition
腸の働きを整える水溶性食物繊維ペクチンは、調理(加熱、すりおろし)に強いため、コンポートやジュースにしても効果はあまり変わりません。
甘酸っぱさのもとであるリンゴ酸は疲労物質分解作用があり、炎症を抑え、咳を止め、粘膜を保護する働きもあります。
カリウムは、体内のナトリウムを排出する作用があり、高血圧の予防につながり、昔から「万能の薬」といわれています。

 

【見分け方】
肌にハリとツヤがあり、表面がベタついているくらいのものが熟しています。重みがあり、皮の色が全体に均等なもの。おしりのくぼみが深いほど甘いです。軸に弾力があり、太くしっかりしているものが良品です。

 

【保存方法】
長期保存する時は、ビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ入れると、比較的長期保存できます。リンゴが出すエチレンガスは、他の野菜や果物を追熟させる効果があります。

 

【山口晴子のオススメ】
秋映(あきばえ)
「千秋」×「つがる」を交配した品種で、果皮は濃い紅色。10月上旬から出回ります。


<コメント>
他の品種と比べて、硬さがダントツです。皮をむかずに、くし切りにてそのままいただきます。