食材の教室

ニンジンのお話

(carrot)

【プロフィール】 profile
セリ科ニンジン属。原産地はアフガニスタンのヒンズークシの山麓、ヒマラヤ。
緑黄色野菜の代表的存在で、英語名のキャロットはカロテンが語源といわれています。その名の通りカロテンが豊富で、50gほどで成人の1日必要量を満たします。東洋種と西洋種の2種類があり、日本では戦後しばらくまで、かためで煮物に向く東洋種が主流でしたが、食生活の変化に伴って甘みの豊富な西洋種が主流に変わりました。西洋種が主流になったことや品種改良で独特のにおいが薄れたことなどから、現在では人気野菜になっています。

 

【栄養について】 nutrition
大量のカロテンを含んでいます(特に皮のすぐ下に多い)。カロテンは体内でビタミンAに変化して、皮膚や粘膜を健康に保ち、肌荒れやシワを防ぐ効果があります。また、免疫力も高め、風邪などを予防します。カロテンは油溶性ビタミンなので、グラッセや炒めものなど油を使った調理法がおすすめです。。
葉にはビタミン、ミネラルが豊富に含まれていて、特に、カリウム、カルシウム、ビタミンCは根よりも豊富なので、葉付きのものであれば、捨てずに使いましょう。
ニンジン特有の酵素、アスコルビナーゼビタミンCを壊す性質があります。この酵素は熱と酢に弱く、茹でたり、酢を使ったメニューにすると破壊作用が消滅します。

 

【見分け方】
色つやがいいものを選びましょう。軸の部分の切り口が太いものは、芯が太くてかたいので避けましょう。首の部分が青いものや、黒ずんでいるものはかたいので避けましょう。

 

【保存方法】
夏は泥と水分を落として新聞紙などにくるみ、ポリ袋に入れて冷蔵庫で保存しましょう。
冬はポリ袋などに入れるなどして乾燥を防げば、室内でも1~2週間保存できます。

 

【山口晴子のオススメ】
東洋種「金時人参」

 

<コメント>
アジア型(東洋種)で濃い朱色の「金時人参」、日本の冬を感じさせてくれる野菜です。植物性食品に含まれる赤い色素成分リコピンを含んでいます。