食材の教室

ラッキョウのお話

(rakkyou,scallion)

【プロフィール】 profile
ユリ科ネギ属。原産地は中国。秋に紫色の花をつけ、初夏に葉が枯れる直前に収穫します。鱗茎(りんけい)が肥大し多肉となります。鱗茎を酢漬け、砂糖漬けなどにし、小粒種は甘酢に漬けて花らっきょうにします。奈良時代、仏教政治を推進することにより、肉と臭いのある野菜は嫌われます。「ニンニク・ラッキョウ・ニラ・ヒル・ネギを僧侶の五葷(ごくん)」とし、これらの野菜を食べて臭いのある人を寺内に入れなかった、という歴史もあります。

 

【栄養について】 nutrition
独特の刺激臭のもとになっているのは硫化アリルです。ビタミンB1の吸収を助けるので、多く含む豚肉やうなぎなどといっしょに摂るとスタミナ回復に役立ちます。また、水溶性の食物繊維を多く含んでいます。らっきょう漬けにした時は、「漬け汁」もいっしょに摂るといいですよ。

 

【見分け方】
鱗茎の白いもの、できるだけ芽が伸びていないものをえらびましょう。

 

【保存方法】
生のものはすぐに芽が伸びてしまうので、その日のうちに使い切りましょう。甘酢などに漬け「らっきょう漬け」にし、保存します。
 
【山口晴子のオススメ】
鳥取県福部産 らっきょう

 

<コメント>
「らくだ系らっきょう」という鳥取県在来種。鱗茎の色が白く、シャキッっとした食感が特徴。