食材の教室

ウメのお話

(Japanese apricot)

【プロフィール】 profile
バラ科サクラ属。原産地は中国。梅と聞いただけで唾液が分泌されるほど、他の果物とは異なる強い酸味が特徴です。日本に伝えられたのは奈良時代といわれています。6月の長雨を「梅雨」と呼んだり、保存食の代表「梅干し」など、古くから日本の暮らしと密接な関係を保ち続けています。梅の殺菌力は、腐敗防止や食中毒の予防にも役立つといわれています。「梅は三毒を断つ」、ことわざにもあるように、食べ物、血液、水の毒に対して効果があるともいわれています。

 

【栄養について】 nutrition
主成分のクエン酸は、疲労物質である乳酸を代謝分解し、筋肉内にたまるのを防ぐため、疲労回復効果が期待できます。また、クエン酸には整腸作用、新陳代謝促進作用があるため、皮膚のハリやツヤの維持、アンチエイジング効果も期待できます。昔から、「梅はその日の難のがれ」といわれるほど、病気の予防や健康増進に欠かせない食べ物です。未熟果には中毒を起こす毒性があるので、生食は避けましょう。

 

【見分け方】
果実の大きさがそろっているもの、果皮が鮮やかな緑色で傷のないものを選びましょう。梅干しには黄色い完熟のものを使いましょう。

 

【保存方法】
日持ちしないので、購入後はなるべく早く利用しましょう。やむを得ない場合は袋から出して、冷暗所に置きましょう。
 
【山口晴子のオススメ】
和歌山県南部産南高梅(なんこううめ)