食材の教室

ツルムラサキのお話

(red Malabar nightshade)

【プロフィール】 profile
ツルムラサキ科ツルムラサキ属。原産地は熱帯アジア。漢字で書くと蔓紫(つるむらさき)。別名セイロンホウレンソウ。日本では、主に観葉植物として、または染料として用いられてきました。近年、健康野菜のひとつとして再認識されるようになりました。原産地の熱帯アジアでは他の野菜と同じように食用とされており、日本では鹿児島地方でよく食べられていたようです。つるが赤紫色の品種と緑色の品種があります。夏から秋に紅色がかった白い花(花芽)を付け、つると同様に茹でてから調理します。

 

【栄養について】 nutrition
カロテンやビタミンC、カルシウムが多い健康野菜として注目を集めています。骨粗鬆症を防ぐカルシウムはほうれん草の4倍も含まれています。ムチン、ビタミンB2、鉄分なども豊富に含み、青菜が不足しがちの夏場に強い味方の野菜です。ぬめり成分ムチンは消化を助ける作用があり、モロヘイヤ、オクラと並び、夏バテ防止にも効果的です。

 

【見分け方】
葉に適度なやわらかさがあり、グリーンが濃く鮮やかなものを選びましょう。茎がまっすぐなもの、切り口の断面がみずみずしいもの。古くなると葉のグリーンが薄れて、葉がかたくなるので避けましょう。

 

【保存方法】
数日で使いきれそうなら茎に湿らせたキッチンペーパーを巻き、ビニール袋に入れ冷蔵庫で保存します。かために茹でて水気を切れば冷凍保存もできます。