食材の教室

ニガウリのお話

(bitter melon)

【プロフィール】 profile
ウリ科。原産地は東インド、熱帯アジア。正式和名は「ツルレイシ」。名前の通り苦味が強く、沖縄での呼び名「ゴーヤー」は「苦いウリ」を意味します。苦味の強さは種類によって違い、表面の凸凹(でこぼこ)が大きく緑色の薄いものは苦味が少ない傾向にあります。かつては長寿県として注目を浴びた沖縄の代表的な野菜で、「ごちそうさま」の代わりにいう「クスイナタン」(薬になった)は医食同源を表しています。今では、沖縄だけでなくむしろ「全国区の野菜」となりました。

 

【栄養について】 nutrition
鮮やかなグリーンとくせのある味から緑黄色野菜と思われがちですが、カロテン量は意外と少なく、淡色野菜です。しかし、加熱しても壊れにくいビタミンCやカリウムが豊富で、他のビタミン・ミネラルをまんべんなく含んでいます。好き嫌いが分かれる独特の苦み成分モモルデシンには、胃液の分泌を促して食欲を増進させてくれるので、夏バテを防ぐのによい野菜です。

 

【見分け方】
緑色が鮮やかなほど新鮮で、生育のよい良品です。できるだけ、重いものを選びましょう。鮮度が落ちると水気がなくなり、表面のちりめん状のイボからしなびてきます。また、黒っぽい斑点が出ているものは古いので避けましょう。

 

【保存方法】
ワタから腐り始めるので、種とワタをきれいに取り除き、水洗いせずビニール袋に入れて冷蔵庫で保存できます。サッとかために塩茹でしてから、軽く炒めてから冷凍保存もできます。薄切りにして風通しの良い所に置けば、乾燥ニガウリ(ゴーヤ)ができます。使う時は「干ししいたけ」のように水で戻してから使えます。

 

【山口晴子のオススメ】
白ゴーヤ(サラダゴーヤ)

 

<コメント>
イボが丸く、白色の品種です。苦味が少なく、薄くスライスして生食でもいただけます。果皮が緑色のもの、白色のもの、いずれも熟すと橙色になります。