食材の教室

ブドウのお話

(grape)

【プロフィール】 profile
ブドウ科ブドウ属。原産地はカスピ海・コーカサス地方。オリエントで育ち古代ペルシアで栄えた果実は、シルクロード経由で中国から日本へ渡来し、12世紀ごろ山梨県勝沼地方で栽培されたのが最初といわれています。古代エジプト時代には栽培されていたという記録があるほど古い歴史(3千年とも4千年とも)があるフルーツです。また、世界で最も生産量の多い果物で、生食用、ワイン醸造用、干しブドウ(レーズン)用など、用途によって品種が異なります。世界生産量の約8割がワイン用で、1割が加工用、1割が生食用です。世界生産量トップ3は、1位イタリア、2位フランス、3位アメリカで、夏の少雨・乾燥地帯が栽培に適しています。

 

【栄養について】 nutrition
ブドウは果物の中でも甘味の強いほうで、ブドウ糖と果糖が主成分。これらは体内への吸収が早く、効率よくエネルギーに変わるため疲労回復に大きな効果を発揮します。特に、血液中のブドウ糖しかエネルギー源にできない脳細胞の疲労回復に適しています。朝食にオススメのフルーツです。他に、ナトリウムを排出する働きをするカリウムを含んでいます。また、赤い皮や種にはポリフェノールの一種であるアントシアニンを多く含み、抗酸化作用が期待されます。

 

【見分け方】
皮の表面を白く覆うブルームがしっかりついたもの、軸が緑色で、太くしっかりしているものを選びましょう。実の一粒一粒にハリがあり、硬めのものが新鮮です。古くなると実が軸から離れやすくなってくるので、パックの場合は裏側を見てみがつぶれていないか、落ちていないかを確認しましょう。

 

【保存方法】
パックに入っていない場合はポリ袋に入れ、冷蔵庫で保存します。2~3日中に食べきるようにしましょう。冷やし過ぎると甘みが落ちるので注意しましょう。

 

【山口晴子のオススメ】
デラウェア、藤稔(ふじみのり)

 

<コメント>
果皮の色により3種類に分類できます。
・「赤系ブドウ」・・・デラウェアや甲斐路(かいじ)、レッドグローブなど皮が赤紫色のもの
・「黒系ブドウ」・・・巨峰やピオーネ、藤稔など皮が黒紫色のもの
・「青系ブドウ」・・・マスカット、ロザリオビアンコなど皮が緑色のもの