食材の教室

エダマメのお話

(edamame,green soybean)

【プロフィール】 profile
マメ科ダイズ属。原産地は中国。ビールの定番としてだけではなく、子どもも大好きな野菜です。しかし、エダマメがダイズを未熟なうちに収穫したものだと知っている人は意外と少ないです。穀物としてもダイズは東アジア原産で、日本へは縄文時代か弥生時代に伝来したとされています。平安時代の書物「延喜式(えんぎしき)」に「生大豆」という記載がありますが、これが枝豆かどうかは定かではありません。「エダマメ」という呼び名は、枝付きで出荷されることが由来だそうです。種類としては、一般的に出回っている枝豆、香りがよく甘味が強い茶豆、お正月料理として欠かせない黒豆を早採りしたものがあります。

 

【栄養について】 nutrition
完熟すると「畑の肉」と呼ばれるダイズになるだけあり、動物性たんぱく質に似た良質なたんぱく質のほか、カルシウム、カリウム、ダイズとは異なりビタミンCやカロテンも含んでいます。また、エダマメに多く含まれるアミノ酸の一種メチオニンという成分には、アルコールの分解を促進し、肝臓への負担を軽くするといわれているので、酒のつまみにするのは効果的です。水溶性ビタミンの一種の葉酸や、イソフラボンも含んでいます。

 

【見分け方】
さやの緑が色鮮やかで、豆の大きさがそろっているもの。葉や茎に変色がなく、緑が濃くてみずみずしいです。枝の間隔が短くさやが密集しているものが良品です。産毛が濃いものほど新鮮です。枝付きは日持ちがよく味が落ちにくいので、できるだけ枝付きのものを購入しましょう。

 

【保存方法】
鮮度が命なので、買ったその日が一番おいしいです。エダマメは収穫後どんどん糖分が減り、味が落ちていきます。すぐに食べない場合は、かため(2~3分)に茹でて、粗熱を取り、小分けにして冷凍保存しましょう。

 

【山口晴子のオススメ】
黒大豆枝豆たんくろう、黒五葉(くろごよう)

 

<コメント>
「たんくろう」は早生品種で、7月後半に収穫できます。「黒五葉」は大粒で、甘みが非常に強い品種です。加熱すると豆が黒くなります。はさみで莢の端をカットすると、塩味が染み込みやすくなります。