食材の教室

カボチャのお話

(pumpkin ,squash)

【プロフィール】 profile
ウリ科カボチャ属。原産地は中南米。もともと、ポルトガル人が寄港の地カンボジアからもたらしたことが名前の由来になっています。カボチャには大きく分けて、日本カボチャ(東洋種)、西洋カボチャ(西洋種)、ペポカボチャ(おもちゃカボチャ)の3種類があります。流通は食生活の洋風化やし好の変化により、ホクホクとして甘みの強い西洋カボチャがほとんど(市場の約9割)。「冬至にカボチャを食べると長生きする」と言われていますが、ビタミン、カロテンの豊富なカボチャは栄養価の高い緑黄色野菜です。ズッキーニもカボチャの仲間で、ペポカボチャを開花後5~7日で若採りしたものです。金糸瓜(きんしうり、そうめんかぼちゃ)もペポカボチャの一種で、長さ約20cmの球形状、茹でると果肉が糸状にほぐれます。

 

【栄養について】 nutrition
豊富に含まれるカロテンは皮膚の粘膜を強化し、体に抵抗力をつける働きがあるため風邪予防に有効です。カロテン、ビタミンC・Eすべてを含み、アンチエイジング(抗加齢)、抗酸化作用に有効な野菜です。また、種には亜鉛が含まれています。

 

【見分け方】
皮が非常にかたく、ずしりと重いもの。ヘタの切り口が乾いていて、コルク状になっているもの。
ヘタの周辺がへこんでいるものは良品です。カットしてあるものは果肉の色が濃く、タネとワタがぎっしり詰まっているもの、表面がみずみずしいもの、種が太って丸いものを選びましょう。

 

【保存方法】
貯蔵性が高く、丸のままなら2~3か月、常温で保存できる。(ビタミン類は損なわれません)
カットしたものは、タネやワタは腐りやすいのでていねいに取り除いてから、ラップに包んで冷蔵庫で保存しましょう。

 

【山口晴子のオススメ】
なにわの伝統野菜「勝間南瓜(こつまなんきん)」、すくなカボチャ、加賀野菜「打木赤皮栗かぼちゃ」

 

<コメント>
「冬至にかぼちゃを食べると長生きする(風邪をひかない)」といわれますが、大阪では、夏に収穫した勝間南瓜(こつまなんきん)を冷暗所で保存し、冬至に炊いて食べる「冬至南瓜」という風習があります。本来は、水分量の多い日本カボチャ(東洋種)を煮物にするのでしょう。